「目の下のたるみがひどい原因は?」「目の下のたるみを自力で治す方法はある?」
目の下のたるみは、疲れた印象や老けた印象を与えるため、何とかしたいと考えている方は多いでしょう。
目の下のたるみ対策について調べると、マッサージや顔のトレーニングなどさまざまな方法が紹介されていますが、なかには間違った改善策が広まっていることもあります。
目の下のたるみができるのはなぜ?
目の下にたるみができる原因として、インターネット上ではさまざまな情報が紹介されています。しかし、紹介されているものの中には、誤った情報が隠れていることが明らかに・・・!
目の下にたるみを生じさせる原因について、武内先生に教えていただきました。
加齢による骨の変化
目の下のたるみが生じる要因として「加齢による骨の変化」が関与しているというのは真実です。
顔の骨は、筋肉や脂肪、皮膚を支える土台の役割を果たしていますが、加齢に伴い、骨密度が徐々に低下し骨が委縮していきます。
骨が縮むと、眼球が入っている眼窩(がんか)というくぼみは広がり、骨で支えられていた目の周りの皮膚や脂肪などが垂れ下がり、目の下にたるみが生じてしまうのです。
加齢による目元の筋肉の変化
目の下のたるみが生じる要因として、「加齢による目元の筋肉の変化」が関与しているというのは真実です。
眼輪筋などの目の周りの筋肉は、加齢とともに衰えていくため、筋肉によって抑えられていた目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前へ押し出されて、目元のたるみが目立つようになります。
加齢による皮下脂肪の量の変化や移動
目の下のたるみは、目の下の脂肪が重力に負けて垂れ下がったり増えたりすることによって引き起こされるというのは真実です。
眼窩脂肪の量は、西洋人に比べて東洋人のほうが多く、加齢とともにその容積が増加する傾向にあるため、日本人は比較的脂肪の下垂が生じやすいといえるでしょう。
加齢によって骨や筋肉だけでなく脂肪の変化することで目の下のたるみにつながっていきます。