首のしわは、顔のようにメイクやマスクでごまかしたり隠したりしにくいもの。それゆえ年齢が出やすいことに悩む人は少なくありません。
首のしわの改善には、さまざまなメディアで保湿クリームによるスキンケアやマッサージなどの方法が紹介されています。しかし、それらが本当に首のしわを消す効果があるのか疑問に思う方も多いのでは?
首のしわの種類とそれぞれの原因
首のしわは、現れ方や原因によって大きく4種類に分けることができます。
種類ごとの原因や詳細を知り、適切な改善方法を見つける手がかりにしていきましょう。
縦じわ
首の縦じわは、顎から鎖骨にかけて縦方向に生じる、細かい帯状のしわを指します。
縦じわは、年齢が上がってきた人や、ダイエットなどで急激な体重の減少などがあった人に多く見られやすい種類のしわです。このしわが目立つようになると、一気に老け込んだ印象を与えることもあります。
縦じわの原因には、主に加齢による「たるみ」が関わっています。
たるみが生じる要因はさまざまですが、首の場合、皮下脂肪の下垂による影響が考えられます。また、フェイスラインを中心に目立ってきたたるみが首におよぶと、たるんだ皮膚が寄り集まり、しわが現れます。
さらに加齢はたるみだけでなく、皮膚のハリ・弾力も低下するため、しわが刻まれやすく、目立ちやすい状態といえます。
加齢以外では、急激に体重が減少した場合、体重が減るスピードに体の組織の変化がついていけず、余ってしまった顔の皮膚や皮下組織がたるんで首にたまり、縦じわになることもあります。
横じわ
首の横じわは、首に横一直線にできるしわのことです。「ネックレスライン」と呼ばれることもあります。
年齢の高い人だけでなく、10代や20代などの若い年代の人まで、年齢を問わず現れやすいしわといえるでしょう。
主に生活習慣が原因で生じるといわれており、スマホやパソコンを見る時にうつむきがちになることや、枕が高すぎることによって顎を引くような姿勢をとり続けると、横じわが刻まれてしまうのです。
さらに年齢を重ねると、縦じわと同様に、たるみや皮膚のハリ・弾力が低下することで、しわが刻まれやすく、横じわが目立ちやすくなります。